WORKS

血管拡張型の頭痛で左右の片側に出るタイプ(両側性も含む)

血管の拍動に伴い痛みが出現し、緊張型頭痛とともに悩ましいものである。

鍼灸院を訪れる方には偏頭痛を訴える方は以外にも多い。

経絡の虚、実の調整と足の少陽 胆経、手の少陽 三焦経の脈を調える。

また、腹部の硬結にも散鍼をしている。

脈の状態により 手や足に邪気を引き 背部、兪穴にも刺鍼をする。


先日、左 偏頭痛の方で脈診では左 尺中と右 寸口が虚で右 復溜へ刺鍼すると 

側頭部へ ふわふわとした 響きがあるとおっしゃっていた事が興味深いところ

でした。この方は左 肩井に違和感あり、触診では足の少陽に 圧痛は著名であった。

施術後には冷えた足が温まり はり、灸の余韻が心地よいといっていた。

養生には 日頃の施灸もすすめた。

鍼灸院を訪れる方には 急性の腰痛や 日頃の手、足の痛みや痺れなど 様々な症状をお持ちの方が

いらっしゃいます。例えば起床時に左足に痛みと軽い痺れが出る。

痛みと痺れの出ているラインを尋ねると 経絡の流注と一致しないことも しばしばあります。

そんな時にトリガーポイントを用いた鍼灸治療を施すと静かに疼痛が消失していく。

必ずしも痛みと流注が一致するものではないというのも実際です。

刺鍼の深度や刺激は脈状や その方の感受性によっておこなっている。


経筋治療においては 経絡の流注を用いているため よく用いている。

手、足の末端部の取穴に 軽微な刺激を施すことで 治癒効果もあるため 頭痛の場合にも

喜んでいただいています。


いずれも 鍼灸治療に過敏な抵抗をもっておられる方にも良く説明をして治療を施す

事ができれば 何よりだと思っています。




代田先生が 沢田健先生のもとで 見聞きした事をまとめた書で 鍼灸の先生方にも広く愛読されていると思われます。内容に於いては太極療法をもとに様々な治療の実際が記されている。

取穴に至っては沢田先生、独自の穴が幾つかあり城一格氏も言っているように非常に直観力に優れた方であったようである。経絡治療の岡部素道先生も 城一格氏より沢田先生の話を伺っていたようで その存在感の大きさが想像できる。

この書物は常に手に取り何度でも繰り返し読んでいる。

引き鍼においては 以前に通っていた勉強会でも大切な手技としていた。

頁をめくるたびに 新しいイメージが湧いてくる。

こんにちは。温古堂鍼灸院です。

長泉町下土狩にて鍼灸院を始めて 8年がたちました。

来院される方のほとんどの訴えが 肩、腰のつらさです。

例えば肩こりというものは病気ではなく一つの症状として考えています。ですから肩だけに

アプローチするのではなく姿勢から来るものや臓腑の 疲れから来るもの等、脈状診や腹診

などに沿って 鍼、灸 また日常の食事などのアドバイスをさせて頂いています。

ライフスタイルの多様化に伴い 如何に腎臓に負担のかかる生活を送っているのでしょうか?

1日に腎臓で濾過される原尿は 150L (ドラム缶  1本)と言われています。

この驚異の臓器にはまだ解明されていないホルモンがあるようです。最終的にいかに腎臓が

丈夫かどうかで 生命力が はかれるとも言われているようです。

常に腎のエネルギーの 恒常性を念頭に 施術させて頂いています。